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寝返りが犬の夢を連れてくる。。 


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深く寝入った犬の四肢が、まるで走っているかのように動く。
意識のある時は不自由な足が、綺麗な弧を描いて動く。
公園にいる夢でも見ているのだろうか…。
寝返りが、きみの走る夢を連れてくる。

(以下、前回以降の犬の状況が書いてあります。生きてますよ。必要な方のみお読みください)

確かに見つけた癌は、前頭洞の骨に発生していて、体の他の部位には転移はなかったが、
手術の際に撮った画像では、後頭部全域の骨の表面も、ぼこぼことしていた。
「これも、癌ですよね?」と言うわたしの問いに、
「確かめられないのでわかりません。癌かもしれません。」と、外科医は答えている。
…かも?…癌以外の何物でもない。

その癌たちが脳圧をあげる。
食事をした後が一番危ないという気がするだけで、
何をきっかけに脳圧がポーンと上がってしまうのかわからない。
脳圧が上がると、脳内の血液だか髄液だかが高熱になってしまうらしい。
詳しく調べている時間もなく、詳しく調べたところで防ぎようがないのだから意味もない。

前回ブログをアップした8/4その晩から、犬は急激に体調が悪くなり、
ぐったりと、何も食べなくなってしまっていた。
その時点ですでに、病院に連れていくのも本人の大きな負担になるだろうことで、
必要な薬は取りに行き、困った時は電話指示をもらっていた。

昨年末鼻血が出だした頃に28㎏あった体重は、
3月大学病院に行き始めた頃に26㎏、検査手術の時には25㎏、
抗がん剤治療後、不調になった時には23㎏、
一時、体調がずいぶん戻ってきた7/24には24.9㎏、
そして、2回のけいれん発作後8/4には、21.8㎏になっていて、
これが、他人の犬のことだったら、「もう長くないな」と、わたしは思っているに違いない。

8/8夜には、座薬を取りに行った夫が、いつものI先生ではなく他の先生ではあったが、
「相当危ない状態です。覚悟されておいたほうが…」と言われて帰ってくる。
…覚悟なら、とうにできている。それでも、気休めでも、何かひとつでも、
今した方がいいことを医者なら出してこい…と雑な思いがよぎる。

食べることができないのか…?食べる気がないのか…?どっちだ?
シリンジ(注射器)で水分を送りこむが、ピクリともしない。
食べ物を食べ物と意識しなくなったら、そこで終わりだ。
この冬、そう思って母の側に立っていたわたしを、今のわたしが見ている。

明け方、気が付くと、シリンジを持ったまま犬の側で寝入ってしまっていて、
苦しさから唇をかみ切ってしまう犬に噛ませていたガーゼが、渇いてしまっていた。
水を含んだものに代えてやると、くちゃくちゃと音を立てて口を動かす。
急いでシリンジで豆乳を与えると、ゴクンと飲んだ。
『Good!』


(7/30撮影→
立ち上がって倒れてしまうので、
わたしのベットサイドに
ソファや羽毛布団で囲いを作って
犬スペースにしています)
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犬は、その後、少しずつ水分を取り始め、今日8/17日現在では、
水分も柔らかいペースト状のごはんも、ガツガツと器から自力で食べている。
便の排泄は、人の手がないとまだできないが、
おしっこは、する前にバタバタと時間を要するが、苦しい様子はなく好きな所にしている。
マッサージとストレッチが効いたのか、まったく立てなくなってしまっていたが、
立ちあがり、左回りの一旋回くらいはできるようになった。
ただ足取りは悪く、気を付けていないと、バタンと倒れてしまう。

相変わらず、起きている時は荒い息をしているが、寝ている時は心地よく伸びなどしている。
昨日8/16は、反射的ではなく、こちらの顔を見て尾を振り、
8/9以降、発作になるかとドキドキすることはあっても、発作にはならず、
以前のように泣き叫ぶこともなく、
氷で冷やすことで状態を押さえられていて喜んでいたのだが、
昨日は、痙攣発作を起こしてしまった。

7/28ぶりの、3回目のけいれん発作、8/10ぶりの座薬の使用だ。
そうそう喜ばせてはもらえないらしい…。

座薬は、使えばその時は楽になるが、強い薬なので連発しては使えず、
使えば虚ろになり、食事のタイミングも逃してしまうし、
自力で立ち上がれなくなり、何度でも立ち上がろうと、やっと治ってきた傷を再度傷つける。
それでも、座薬は、お守りのように、常時わたしのポケットに入っている。

そんな状態で、一日中クーラーの入った寝室からでることもなく、訳の分からない感覚に襲われて、
これが、犬にとって良い事なのか?そうでないのか?は、今のわたしには、わからない。

だが、
犬が、もう一度立ちたいと言うのなら、まだ食べられると言うのなら、
もう少し生きてみる…と言うのなら、わたしは、どこまでも付き合うまでだ。

そして、きみが、走る夢を見るのなら、
早朝すら暑い日が通り過ぎるのを待って、カートを買って、必ず公園に行こう…。



やっと寝入った犬の横で記事をアップしています。
久々に、どうぶつ病院のI先生にも電話ができ、安心もしました。
息をつく暇もありませんが、
いつも通りにコーヒーだけは淹れています。
コーヒーの香がすると、わたしが家に居ると犬が思うこともありますが
わたしには、まだコーヒーを淹れる余裕があるのだと、
そう思いたいのもあるのでしょう。ちゃちな自己暗示だ…(笑) 
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できる時にブログアップします。見守っていただければと思います。 

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