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せめて夏でなければ… 


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わたしは、きみの瞳が大好きで、
わたしを見上げる顔が、わたしを振り返る顔が、大好きで、
その顔が歪んでしまうだろうことが、とてもとても恐ろしかったのだ。
…おろかなこと…。たかがそんなこと…。

(続きは、犬の現状が書いてあります。生きてますよ。必要な方のみお読みください)

骨肉腫と聞いた時、思い浮かんだのは、亡くなった仲間の犬達のことや公園での噂話で、
でも、どれもこれも、その病状は手足のことで、
調べる書物にも頭部や脊髄に関してのものは、ほどんど記述がなく、
だから、その手足のそれが顔で起こってしまったら、
どんなことになってしまうのだろうと、わたしは思っていた。

抗がん剤治療が合わなかった時、
「ぼくにできることは、もうありません。」と言う、専門医である大学病院の医師に、
癌が進めば、顔が崩れていってしまうのか?と、わたしは尋ねている。
医師の答えは、
「…それよりも、骨の外側ではなく、内側(脳内)に進行していしまう方が…
…もっと…予測がつかない…」だった。

そして、それは、始まってしまったようです。

IMGP0996.jpg  (7月30日)

大学病院から、いつものKどうぶつ病院にシフトしてすぐに、
腎臓の値が悪くなっていることがわかりはしたが(慢性腎不全)、
皮下点滴と水分補給と食事で、驚くほどに正常値近くまで回復し、
先週の木曜日頃(7月24日)には、
犬は減っていた体重もだいぶ乗ってきて、ご機嫌も良く、
公園をスキップして歩くようになって、少し明かりが見えたような気がしていた所だった。

翌金曜(7月25日)の昼間に、急に大きな円を描くように歩き回りだし、
それは、まるで徘徊のような行動だったが、
足取りがおぼつかないのは徘徊のそれと違い、
慌てて医者に連れていくが、脳の神経からくるものだろうということで、
夜には、腰が抜けたように立てなくなった。

翌朝は勢いで立ちあがり、立ってご飯を食べたが、
食べ終わった途端に腰から崩れ堕ち、痙攣が始まる。
発作だと、すぐにタオルを口に入れ押さえ、出勤しかけていた夫を呼び戻した。
痙攣から荒い息に変わった頃にもまだ意識がなく、
医者に行こうと夫が車を回している間に、くしゃみをして意識が戻る。

脳が癌に侵され初めているか、癌によってできる腫れが脳内を圧迫しているのだろうということで、
脳圧をさげる処置をしてもらう。

翌週の月曜(7月28日)の夜、
土曜の朝よりは、軽く、意識は飛んでしまわなかったが、また痙攣が起こる。
またも同じ処置と、今度は頭の腫れも引かせるための処置もしてもらう。
そして、その後は、歩けなくなってしまい、
はずみで立ってバタバタと歩き、倒れてしまうの繰り返しだ。

今日(8月1日)は、
補助があれば、立ち上ることはできるが、自力では2、3歩勢いで歩ける程度で、
左側に障害がでており、左へ左へとまがって歩き、
食事も左に首をかしげてしまい、焦点が合わないようで上手に食べられない。
排泄は自分の意図とは違い、排泄前や食事後に、脳に電気信号が流れるのか、激痛が走るのか?
今まであまり鳴なくことのなかった犬が、ワンワンと発作に近い悲痛な声を上げてしまう。
通り過ぎるまで抱きかかえて抑えているしかない。

起きている時は、発作に近い症状以外の時も、普段より息が荒く、
寝ている時は、寝息すら聞こえてこないほどに、深く寝ている。
最初の頃は、訳が分からずにパニックで暴れていたが、
少し落ち着いてきている。でも、犬もわたしも傷だらけだ。

今、まだ、犬が我慢ができるレベルなので、強い鎮静剤や薬を使うかどうかの微妙なラインで、
医師も私たちも、なるべく辛い思いをさせたくはないので、
使ってあげればいいだろうことだが、使えばそれ以上の副作用も出、そして効かなくなる。

それでも、ステロイドや他の薬が少しは効いているのだろうか、
今朝は、寝ていたわたしに、這い寄ってきて、トン!トン!と「おはよう」をした。
6日ぶりに見る、正気の瞳だ。

顔が歪んでしまおうとも、犬がわたしを見てくれさえすれば良いことを、
その時にならないと、何故にわからいのだろう…。
おろかな飼い主だ。


ここまでは、8月1日までに、書いています。

今日、8月4日現在は、犬自体は、少し本人(犬)が落ち着いたのみで、変りがありません。
歩行困難(歩けない)、排泄困難ですが、食事はしています。
頭の形は少し変わってきてしまい、顔は痩せてしまいました。
一時は、こちらがわからなくなってしまったか?と思いましたが、
ご機嫌ではありませんが、わたしの顔も声もわかるようです。
寝て→食べて→バタバタして→排泄して…の繰り返しです。本人それで精いっぱいです。
ただ、熟睡している時の遊泳運動は、四肢全部が自転車をこぐようにきちんと動いており、
足の筋力も神経も壊れてはなく、脳からの指令が上手く伝わっていないことがわかります。
また、吠えるのは、痛さからではなく、トイレやその他の欲求だとわかってきました。
ただ、その欲求が犬にとってとても違和感があるもののようです。

まだ諦めているわけでは、決してありませんが、
脳のことなので、この先も、どのような症状が出るかもわからず、
どのような症状も出る可能性もあり、
また犬の骨肉腫の痛さは、人間の20倍とも言われており、
強い鎮静剤を使う必要の日がくることもあるのかもしれません。

そして、それも、いずれ効かなくなることがあったとしたら、
その時は、わたしが、きちんと決断してあげなければいけないのだろう…と思っています。

医師も今が正念場だと言ってくれていますし、
人様から、見極めが早いのに諦めが悪いタイプと言われるわたしですので(笑)
覚悟はしておきますが、決して、諦めません。

我が犬のために、何ができるのか…そればかりです。


追記:
ご心配をいただいている方達に、余裕がなく、個々にお返事ができません。
できる時に、自分の記録・整理も兼ねて、犬の様子をブログアップしていきますので、
それを読んでいただければと思います。

わたしは、いつ寝ているのか定かではないほど、くたくたではありますが、体力だけは自信があり、
仕事もお休みをいただけたり、代行してもらったり、
お客様のご好意でスケジュールを変更していただけたりと有難いことです。
また、犬と二人きりの時間も多いですが、
「悪い、すぐきて!」に病院まで付き合ってくれる近所の友人達や、犬友達もいますし、
通っている病院は、個人病院ながら医師が5・6人いる24間体制の病院で、
担当の先生がいなくても、指示を仰いだり、診察もしてくれるだけでも安心ですのに、
いなくても連絡が行くようにしてくださっているようで、
今しがたも、わざわざ電話をかけてきてくれる担当医ですので、絶対に大丈夫です。


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